子供の近視予防にかなり画期的な方法

近年、日本の子供の近視は増加傾向のようです。スマホタブレットなんかの普及もあって当然のような気もします。でも、親としてはできるだけ近視にならないように、近視が進まないようにしてあげたいと思いますよね。

周りを見ていると、やはり小さいころからサッカーや野球などのスポーツをやっている子供は近視になりにくい印象はあります。絶対ではありませんが。

アトロピンの近視抑制効果

では、あまりスポーツをやらず手元ばかり見がちな子供は近視になるのをどのように防ぐかというと、遠くの景色を眺めたりといった王道的なことも良いと思いますが、ここ数年の話でマイオピン(myopine)という目薬が注目されています。

この目薬のすごい所は成長期にどんどん進む近視を一定のレベルで抑止することにあります。

あくまで平均で効果には個人差があるようですが、2年間で60%くらい近視が進むのを抑止するという報告があります。

目薬と診察は保険対象外となるのですが、1ヵ月分の目薬代が3000円程度、診察料が1000円程度で見てくれる眼科が増えてきている印象です。

この目薬はアトロピンという昔からある瞳孔を開く薬を100倍に薄めたものです。以前よりアトロピンには近視を防ぐ効果があるといわれていたのですが、副作用が強いため近視の予防には使えませんでした。

でも近視の予防に使う分には100倍に薄めても効果が殆ど落ちないということが分かってきたために注目されてきているんです。

 

必ず効果がある訳じゃない

ま、劇的に近視を治すとか、進みをゼロにするとか、絶対に効果があるといった類の薬ではなく、効果がある人には近視の進みが軽くなるというレベルの薬です。

でも、最大でも年間5万円くらいで成長期の10年くらいやるだけです。50万円。10年間、眼鏡やコンタクトをどんどん作り直すことを考えると、もし効果があれば安いものだと思います。

私は小学4年生から近眼で、しょっちゅう眼鏡やコンタクトの度を変えて最終的にはかなりの強度近視になってレーシックをするという人生だったので、私が子供のころにあってほしかったと思いました。強度近視の不快感はハンパありませんので。

今後は保険適応にならずとも、徐々に口コミとかで普及してくるんじゃないかと思います。目の悪いお子さんがいるご家庭では調べてみても良いかもしれません。

 

ではでは、じぇーむでした。