組織っていったい何?なんで自分にストレスを与えてくるの?
組織の中にいる人は殆どが不満をもっていたりストレスを抱えていたりするものです。ならばそんな組織なんて地球上に存在しない方が良いって思っちゃいますよね。
そもそも組織って何なんでしょうか?
組織とは群れ
本質的なことを言うと組織というのは群れです。なぜ群れているかというと一人だとやられちゃうから。イワシが群れになることで生存率を高めているのは有名な話ですよね。「イワシっ!サイコォォォーーー!」(ちょい古)てな訳です。
群れを作ることは地球上の生物の得意技ですので、それ自体は理にかなった行動です。蟻だって、鳥だって、サルだってみんな群れを作っています。群れは本能ですので、やはり安心感があります。
ではなぜ多くの人が、その群れに不満を持ったり、ストレスを抱えるのか。それは、自分のペースで自分がやりたいことをできないからに他なりません。
例えばこんなことです。
- 行く時間や帰る時間が決まっている
- 働かなきゃいけない時間が決まっている
- いつも近くにいる人が決まっている
- やることや期限が決まっている
- やるときの手順が決まっている
- 認められない髪形や服装がある
- 強制参加のイベントがある
だったら群れを保ちつつ、こういったことだけを無くせば良いと思いますよね。群れで決めたことなんで無くすことは可能なんです。実際こういった縛りが無かったり、ゆるかったりする組織もありますから。
群れ特有のストレスを無くせるのか
では、なんで多くの組織では縛りを無くさないのかというと、組織の中には自由を嫌がる人がいるからです。問題が無い範囲ですべて自由にやってくださいというと「どうすれば問題が出ないんですか?決めてください」ってなる感じ。
縛られるのも嫌だし、自由になるのも嫌という訳です。
適度に縛られて、適度に自由でありたいという。ま、それは実現が難しいんですけどね。人それぞれのあんばいが違いますので。
ということで、組織というのは人が集まるだけに、誰かに合わせないといけないのは必然でして、もし合わせないでいたら組織にはならない訳です。
イワシの例で言うと「私は右側に泳ぐわ」「オレは左に泳ぐぜ!」だと、ぜんぜん群れになりません。「ミケランジェロよりぃぃーーふつーーにぃ、安藤広重っがっ好っきぃぃぃーー!」(ちょい違)とかあんま自己主張しちゃいけない訳です。
群れでの決定事項
でもじゃあ「なんで右なの」って言ったときに、それはそのイワシの思いつきなんで意味なんてあまりありません。別に左でも良い場合が殆どです。でも合わせないと群れが保てないのでみんな合わせてる訳です。「あ、前すいません、すいませんっ、前すみません、すみませんすみません、ぎゃぁぁぁぁーーーー!バタっ」って(しつこい)。
という訳で組織では、しばしば良く分からないことが良く分からない経緯でいつの間にやら決められていて、みんな良く分からないまま、みんなに合わせて渋々やっているというのが実情です。
でもこういった良く分からない感じで過去に決められたこと、つまり現在のスタンダードに対して納得がいかなくって、ゼロベースで考えて「こっちの方が絶対良いだろ」「なんでこっちにしないの?」「こうしようぜ」とか言いたくなるような人はたぶん組織に向いてません。我慢の連続になってしまうかと。
そういう人は一匹オオカミでやるか、自らの組織を作る方向に行った方がずっと楽しいと思いますよ。
ではでは、じぇーむでした。